サーフィンを知ってしまうと、人生じたいが何倍も楽しくなっちゃうよ!年齢なんて関係ない!思い切ってやった人しか分からない!そんな情報をあなたに届ける
ことを、ぼく自身が、楽しんで記事を書いています。
目次
パドリングとドルフィンスルーのサーフィン2大基礎テクニック!
前回はパドリングについて記事を書きましたが、読まれましたか?パドリングももちろん基礎の基礎で初心者が初めに覚えたいテクニックですが、この「ドルフィンスルー」もパドリングと同じくらい初心者のうちから覚えておきたい重要なテクニックです!!このドルフィンスルーが出来るのと、出来ないのとではかなり差が出ます!但し、初心者にはかなりレベルの高いテクニックであることも間違いありません。そうですね、ギターのコードで例えると、Fコードでしょうね。
サーフィンのドルフィンスルーは、ギターのFコードである
ドルフィンスルーとは?1
さて、ドルフィンスルーとはそもそも何なのか説明しますね。Dolphon throughとアルファベットなら「イルカが通る」様な形の動きからそう呼ばれています。
(なるほど〜)と思われた方、残念!実は、このドルフィンスルー、日本語の造語です。英語では、Duck Diveと言います。「アヒルの潜り込み」の様な形からそう呼ばれています。はっきり言って、その様子はそっくりです。かと言って、アヒルを何度も見てもドルフィンスルーは上手くなりませんので、ご注意くださいね。
ドルフィンスルーをできないとダメなの?
はっきり言って、ダメです!!
なぜかと言うと、ドルフィンスルーをできないとアウトに出るのが、かなり大変です。なぜなら波に毎回押し戻されるからです。根性で乗り切れますが、体力もなくなって長くは続きません。せっかくアウトに出て、テイクオフの練習をしたくても、数回が限度でしょう。絶対にできる様になりましょう!と言うか、通えば、出来る様になります。しかし、たまに行く程度だといつまでも、言葉通り、ドルフィンスルーが出来ず”波の壁”にぶつかって挫折しかねません。何度もトライしてできる様になるべきです!ほらFコードみたいでしょ。
ドルフィンスルーとは?2
小波対応のドルフィンスルー
ここで、ドルフィンスルーには大きく2つに分かれます。1つは小波対応のもので、一般的には、プッシングスルーと呼ばれています。Pushing Throughは、「押して通り過ごす」の通り、まだ岸に近いところや遠くでブレイクした波だと、潜るまでする必要がなく、板を押すことで、”ボードと体の間に波が通るスペース”を作ってやるんです。すると、波に押し戻されることなく、通り過ごせます。これは初心者の方でもすぐに出来る方法です。また、中・上級者の方でも毎回潜ってたんじゃ疲れてしまうので、状況に応じて使い分けます。
中・大波対応のドルフィンスルー
さて、この中・大波対応のものが、一般的なドルフィンスルーになります。ある程度沖まで出てきた時や、波数が多いときは、プッシングスルーではやり過ごせません。きちんとしたドルフィンスルーをしないと下手したら、波に巻かれてしまい岸に押し戻されます。
ドルフィンスルーのやり方!
さぁ、そこで一般的なドルフィンスルーの方法を説明しますね。なるべく海をイメージしてから読んでくださいね。あれだったら、フィンを外したボードをベッドの上などに置き、その上に寝そべってみると、いいイメトレになります。
では、次の4STEPを覚えましょう!
【STEP1】板のノーズを沈める
【STEP2】テールを蹴りこむ
【STEP3】体を板に密着
【STEP4】浮上
言葉で書くと、かなりシンプルでかなり簡単そうですね!
これが海の中で、波が向かってくる時は、そう簡単にはいきません。
まずドルフィンスルーをするタイミングについてです。
波が来ていることをあらかじめ分かっている場合は、余裕を持って心の準備をします。そして、息を目一杯吸って、波が目前2mくらいに迫った時に
【STEP1】板のノーズを沈める
です。ただし、この状態はまだ腕でノーズを沈めただけで、体が出ていますので、波が目前1mに迫った時に、
【STEP2】テールを蹴りこむ
これで体とボード全てを水中に潜らせます。そして、波が通り過ぎるのを、
【STEP3】体を板に密着
の状態でやり過ごすのです。そして波が過ぎただろうタイミングで、
【STEP4】浮上
します。浮上の時に、テールを下に蹴り込んでやると、ノーズが浮いて水面に飛び出しやすくなりますし、勢いもつくのでその後のパドリングが楽になります。
サイズのある波や、ピーク近くの波に対してのコツとは?
ここで大波の時のドルフィンスルーのコツです!日本の波は基本的には小波なことが多いですが、オーストラリアなどの海外では大波がしょっちゅうです。※日本でも台風シーズンは”お化けブレイク”がありますが。そんな時のコツは、次の2つです!
①【STEP1】で、できる限り深く潜る。もちろん息も目一杯吸います。
②【STEP3】で、水中で板と体をできる限り並みの進行方向と並行にさせて、しばらくその体勢を保ちます。
波が大きいと言うことは、水中でやり過ごす時間が長くなります。そのため、潜ったはいいもののすぐに浮上してしまっては、後から来る大波の一部に押し戻されてしまうのです。しっかし波が過ぎてしまうのを感じることも大事です!
例外:ロングボードなどドルフィンスルーできない場合は?
ここでロングボードなど、とてもドルフィンスルーが不可能な大きなボードの場合のスルーのやり方です。これは、ドルフィンではなくローリングスルーと呼ばれます。ボードをひっくり返して、あなたはその下に潜ってやり過ごす方法です。
ドルフィンスルーが出来たら、あとは体力のみ!!
先ほども言いましたが、ドルフィンスルーが出来るのと出来ないのとでは雲泥の差です。だってサーフィンって波がブレイクするアウトに出てからがスタートです。そのスタートラインにいけなかったり、疲れ切ってスタートラインに立てても、テイクオフどころじゃなくなりますよね。
そうは言っても、ドルフィンスルーもパドリングと同じで一朝一夕で習得できるテクニックではありません。毎回毎回、自分がしっくり来るまで繰り返し練習するしか方法はありません。もちろん、上手い人を見て、真似をするといいでしょうね!
最後に、注意点を!
実は、ドルフィンスルーは、失敗することも多いんですが、失敗した時どうなるかと言うと、ボードが波に押し戻されてしまうんです。これが結構危険な状況を作ることも。
例えば、目の前で他人がドルフィンスルーを失敗してしまったら・・・・そうです、そん後ろでドルフィンスルーしようとする、あなたにぶつかってしまいますよね。また、あなたが失敗した時に、万が一後ろに人がいたら・・・・。
はじめは、そんな事まで考えている余裕はないとは思いますが、とりあえずは、人の後ろすぐを追ってアウトに出ることだけは避けた方がいいでしょう。
怪我なく、楽しく行くために、頑張っていきましょう!
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